平成21年度 第57回 中国・四国地区 大学教育研究会 スケジュール

シンポジウム 第1部

2009-05-30(土) 10:00〜12:00
メインテーマ
「大学教育における学士力・社会人力の育成を考える」

第1部 趣旨説明と講演

趣旨説明
山口大学大学教育センター長 岩部 浩三

講演(その1)

題目:
「"教育力"のとらえ方と学士課程教育の構築〜"学士力"のインプリケーション〜」
講演者:
関西国際大学学長 濱名 篤 氏
概要

2008年12月24日に出された中央教育審議会答申「学士教育課程の答申について」においては、大学に対し学位授与の方針等の確立を求め、そのうえで「学習成果や教育研究上の目的を明確にした上で、その達成に向け、順次性の体系的な教育課程を編成する(教育課程の体系化・構造化)」ことを求めている。具体的には、「教養教育や専門教育などの科目区分にこだわるのではなく、一貫した学士課程教育として組織的に取り組むこと」や「専攻分野の学習を通して、学生が学習成果を獲得できるかという観点に立って、教育課程の体系化を図る」ことなどがあげられている。しかしながら、教育目標の設定の後に、各大学は何から始めていいのかをはっきりつかめない状態であるように見える。専攻分野別の教育内容について、日本学術会議の議論が行われている様子を見ようとする向きもあろう。

また、どのような教育評価と結びつければいいのかといった課題を解きかねているようにもみ受けられる。そこで、学習目標の具体化に向けて教育内容、教育方法、教育評価の構造化について、1)専門基礎知識と汎用的能力、2)教育内容と教育方法、3)教育プログラム評価と学生の達成度評価の3つの観点から提案してみたい。

講演(その2)

題目:
「今企業が学生に求める能力・人間力「社会人基礎力」とは」
講演者:
株式会社アクティブラーニング代表取締
役経済産業省社会人基礎力プロジェクト委員・山口大学客員教授
羽根 拓也 氏
概要

近年は企業における大学生の採用において、専門性の高い人材のみならず人間性を意識した採用が加速化される動きがある。これは仮に専門性があったとしても、会社などの組織で働く上で必要な能力が満たされず、企業が学生へ更なる能力を求めているということである。

例えばどういった考え方をするのかという行動特性、あるいはチームの中でどういった仕事を行うのかといった、いわゆる人間性の資質が実は企業に入って非常に重要だという考えが出てきたためである。この考えを経済産業省が「社会人基礎力」と称し、この育成を大学あるいは様々な若年者等に普及させるべく、2005年から育成プロジェクトを開始した。

そうした育成が大学教育の中でどういった形で実施すべきなのか、あるいは卒業後の企業の求められる人材の輩出が出来るのか。つまり会社に求めれる人材を育てるというのは、大学のこれからの生き残りの中でも非常に意味があることである。本講演ではこれを明らかにしていきたい。

シンポジウム 第2部

2009-05-30(土) 13:30〜14:30

午前中の講演(その1)及び(その2)に基づいて,講演者とフロアーの間で質疑と討論を行う。

総会

2009-05-30(土) 14:30〜15:00
  1. 議長選出
  2. 議事
  3. その他

部会(テーマ別セッション)

2009-05-30(土) 15:30〜17:00
  1. 第1部会 「FD活動の現在そして未来」
  2. 第2部会 「学生支援(学習支援、修学支援、就職支援)」
  3. 第3部会 「障害学生修学支援」
  4. 第4部会 「学生の自主活動(特色ある大学教育)」

分科会

2009-05-31(日) 09:30〜11:30
  1. 人文・社会科学分科会
    • 「雑草のようにたくましく,生き抜く!」
  2. 自然科学分科会
    • 「学士力向上のための自然科学系授業の改善」
  3. 情報科学分科会
    • 「大学の共通教育における情報教育の再構築への取組み」
  4. 外国語(英語)分科会
    • 「大学での教育を支える英語コミュニケーション能力の育成への取組み」
  5. 外国語(初修)分科会
    • 「共通教育初修外国語の現状と課題」
  6. 保健体育分科会
    • 「大学教育における体育の位置づけ」
  7. 日本語・日本事情分科会
    • 「留学生30万人計画」に対応する留学生教育」