平成22年度全学FD研修会実施要項

平成22年05月11日更新

平成22年度の山口大学のFD活動は、中期目標・中期計画に則り、大学教育機構主催のアラカルト方式全学FD研修会の充実を図るとともに、各学部・学科及び授業科目別分科会におけるFD活動を積極的に推進する。

また、平成22年度は、平成20年度、平成21年度に引き続いて、学部長、副学部長をはじめ、カリキュラム開発を担当する各学科・課程・コース等の担当の先生方を対象に教育改善FD研修会を開催する予定である。この研修会は、各学部・研究科と大学教育センターが一体になって、GPやカリキュラム・マップ、Webシラバス、カリキュラム・フローチャートといった山口大学の教育改善の内容を再点検するとともに、カリキュラム全体を組織的に見直していただくとともに、今後、一層の教育改善に向けた組織的なFD活動を継続的に実施してもらうためのきっかけにするものである。

以下に大学教育機構主催のFD研修会の実施要項を示し、各学部・研究科のFD委員の協力のもと、できるだけ多くの教員の参加を期待するものである。また、各学部・学科及び分科会のFD活動、研修会についても、その活動計画や実施要項に関して事前に全学に案内する予定である。併せてさまざまな機会を利用して、授業改善に取り組んでいただければ幸いである。

I. 全学FD講演会

1. 目標達成型大学教育改善プログラムと達成評価の方法

主催
大学教育機構 (共催:大学コンソーシアムやまぐち)
日程
平成22年08月10日(火)13:30〜16:30
場所
【吉田地区】共通教育メディア教室
対象
教職員

第1部 基調講演

テーマ
「九州工業大学における学生の達成度評価手法と学修自己評価の取組」
講師
九州工業大学副学長・大学院情報工学研究院教授 堀江 知義 氏
司会
中田 充(大学教育センター主事:教育学部准教授)
内容

九州工業大学では平成19年度に「学生自身の達成度評価による学修意識改革」という取組が文部科学省の特色GPに選定され、3年間にわたって学生の自己管理能力と学修意識を高める取組を実施してきた。

この講演会では、「学修成果自己評価シート」を用いた学生自身による学修・教育目標の達成度評価の手法について説明していただくとともに、学生にどのような意識の変化が起こってきたのか,この評価システムを稼動させるまでの経緯と実際の状況および課題について講演をしていただく予定である。山口大学としても今後取り組まなければならない目標達成度の評価方法を考える際には参考になることが多いと考えられる。

第2部 教育GP成果報告

テーマ
「目標達成型教育改善の成果と課題」
講師
岩部 浩三 (山口大学 大学教育センター長)
司会
小川 勤(大学教育センター教授)
内容
平成20年度に文部科学省が実施した「質の高い大学教育改革プログラム(教育GP)」に本学の大学教育センターが申請した「目標達成型大学教育改善プログラム」が採択された。約2年間にわたる本取組の概要と成果および課題について発表するとともに、会場参加者とともに、本取組に対する評価と課題についての質疑応答を交えた討論を行う。

II. FD研修会

1. 共通教育ティーチング・アシスタント(TA)研修会(実施済み)

日時
平成22年04月08日(木)13:00〜15:15 (すでに実施済み)
講師
吉田大学教育センター准教授
小川大学教育センター教授
メディア基盤センター赤井准教授・小柏助教
森本保健管理センター講師
神田共通教育係長
場所
共通教育メディア講義室
共通教育各教室
工学部E21教室
医学部第3講義室等
対象
共通教育において前期にTAに採用された大学院生及びTAを採用する教員
内容
TAによる授業の補助は、きめ細かな指導の実現のために必要不可欠です。また、TAの経験は学生自身にとってもコミュニケーション力、行動力、計画力、責任感、情況把握力など、社会人として望まれる基本的な資質を身につける絶好のトレーニングの場となっています。経済的支援を得られることもメリットです。本研修会ではTAの役割や責任、知っておきたい基本的知識について学んでいきます。

2. 障害学生に対する修学支援のための研修会(一部実施済み)

第1回

日時
平成22年03月29日(月)13:00〜14:30
場所
共通教育本館棟2F会議室
対象
障害学生が所属する学部教職員、大学教育センター、学生相談所カウンセラー、共通教育係、保護者、本人。
内容
発達障害のある学生への修学支援の方法、授業中・授業外における支援方法を学ぶ。

第2回

日時
平成22年03月29日(月)15:00〜16:00
場所
共通教育本館棟2F会議室
対象
障害学生が所属する学部教職員、大学教育センター、学生相談所カウンセラー、保健管理センター教員、共通教育係、保護者
内容
発達障害のある学生への今までの修学支援の方法について検討と今後の対応方法について討議

3.新規採用教育職員研修会

主催
大学教育機構 (人事課と共催)
日時
平成22年08月02日(月)
場所
医学部霜仁会館3F会議室
対象
平成21年8月以降に新規採用された助教以上の教育職員

講義1 山口大学のGPとカリキュラム・マップについて

講師
小川 勤(大学教育センター教授)
内容
本学は教養教育及び専門教育において、それぞれGP(グラジュエーション・ポリシー)を作成し,GPに対応したカリキュラム・マップも作成した。その仕組み、意義等について説明する。さらに、20年度に教育GPに採択された「目標達成型大学教育改善プログラム」の概要を説明する。

講義2:シラバスの作成

講師
木下 真(大学教育センター准教授)
内容
教務システムの説明及び山口大学の観点別シラバスの作成方法及びWEBシラバスの入力法などについて説明を行なう。

講義3:学生授業評価と教員授業自己評価

講師
吉田香奈(大学教育センター准教授)
内容
山口大学の学生授業評価及び教員授業自己評価システムの内容説明など。

4. 学生の心を探る 〜バズセッションを通して〜

日程
平成22年09月28日(金)[吉田地区] 13:30〜15:30
平成22年09月28日(火)[吉田地区] 13:30〜15:30
[吉田地区] 調整中
[吉田地区] 中止
平成23年03月29日(火)[宇部地区] 13:30〜15:30
場所
吉田地区(共通教育本館棟2F会議室)
宇部地区(工学部D23教室)
対象
希望者
講師
今井 佳子(学生相談所 カウンセラー)
内容

「学生が何を考えているのか分からない」「ゼミの学生が休みがちで困っている」「ゼミの学生どうしの関係がぎくしゃくしているようだ」など、学生対応で悩まれていませんか。そこで、研修会にお集まりいただいた先生方とバズセッションを通して学生理解をより深める場を持ちたいと思っております。

バズセッションでは学生対応で実際に困っていることを共有し、その問題解決のための語り合いをしながら学生の心を探っていきたいと思います。過去にうまくいった対応や学内の人的資源なども情報交換し、今後の学生への関わりにいかしていただきたいと考えています。

5.多人数授業における学生とのコミュニケーション技術の工夫

日程
平成22年08月27日(金)[吉田地区] 13:30〜15:30
場所
共通教育本館棟2F会議室
対象
希望者
講師
林 徳治(立命館大学教授)
内容

共通教育など多人数(>100)における講義では、知識・技能の既習度、意欲関心の有無など格差があり、なかなかシラバスどおりの授業が展開できないのが現状です。とりわけ、出席のチェックや学生への質問や意見を取り入れることが困難です。

そこで、一般教室において教員と学生間でのコミュニケーション(回答、意見など)を活性化するための授業技術について紙媒体(カード、ノート)やケータイを授業に取り入れた実践事例について紹介し、グループワークを行います。

演習内容

  1. 各教員の授業での「悩み」や「工夫」を話し合い共有化する。
  2. 学生間とのコミュニケーションを図るための紙媒体(カード、ノート)について知る。
  3. ケータイを利用した出席、意見、回答の収集と演示方法を知る。
  4. 学生の意見や回答を授業に活かした授業設計(強制連結法)を行う。

※演習では、一般教室を想定して各自のケータイを利用するか、パソコン教室で演習します。

6. 高大連携の現状と課題を考える

日程
平成22年09月09日(木)[吉田地区] 13:30〜15:00
平成23年03月18日(金)[宇部地区] 13:30〜15:00
場所
吉田地区(共通教育本館棟2F会議室)
宇部地区(工学部D23教室)
対象
希望者
講師
兼石 俊明(教育コーディネーター)
内容
高大連携に取り組んでいる高等学校、大学は少なくない。文部科学省「高等学校教育の改革に関する推進状況」によると、大学教員による高等学校での学校紹介や講義等を実施している学校数は、平成18年度、全国で2,471校となっている。また、学校間連携、学校外学修の単位認定を受けた生徒数は、全国で55,811名にのぼる(平成18年度実績)。大学の先生の授業を受けることは、高校段階で「大学レベルの教育研究に触れる」という意味では評価できるが、高校生に初等中等教育と高等教育の違いを示すという意味では物足りなさも感じる。一方で、平成20年度には4年制大学への進学率が50%を超えたことが報道され、日本の高等教育もユニバーサル時代に入ったといわれる。このような背景の中で、高大連携の現状を見ながら、今後の高大連携の在り方を参加者と一緒に考えていきたい。

7. 社会人基礎力の養成と大学教育改革

日程
平成22年08月30日(月)[宇部地区] 13:30〜15:30
平成23年03月28日(月)[吉田地区] 13:30〜15:30
場所
宇部地区(工学部D23教室)
吉田地区(共通教育本館棟2F会議室)
対象
希望者
講師
小川 勤(大学教育センター教授)
内容

本研修の前半では、大学教育改革はなぜ今行われなければならないのか。その必要性と背景を説明する。また、最近の学生の特徴についても学ぶ。

後半は、中教審の大学部会から示された「学士力」の意義と設定の背景、また、経済産業省や文部科学省が提唱している「社会人(基礎)力の養成」について、大学教育の中でなぜ実施する必要があるのか。さらに、どのように実践していったらよいのかについて、他大学の取組事例も交えて学ぶ。

8. DVD 教材及びe-learning の授業での活用- 共通教育「情報セキュリティ・モラル」での実践を事例にー

日程
平成22年09月29日(水)[吉田地区] 14:30〜16:30
平成23年03月30日(水)[宇部地区] 14:30〜16:30
場所
吉田地区(メディア基盤センター2F情報処理演習室2)
宇部地区(工学部D講義棟4F情報処理演習室)
対象
希望者
講師
市川 哲彦(メディア基盤センター教授)
永井 好和(メディア基盤センター准教授)
内容
社会の急速な情報化を背景として、本学では共通教育「情報セキュリティ・モラル」が全学一年生の必修科目とされている。ただし、技術的にやや難しい話題や、聞き慣れない言葉なども多く使われていることから、当初準備した共通教材では理解しづらいという声も多かった。そこで現在では、講義形式の授業の中で学生生活を舞台として情報セキュリティに関するDVD教材を活用し、より身近なテーマとして理解できるように工夫をしている。また、e-learning環境の活用を検討するため、moodle版の共通教材作成をも行っている。そこで本研修会では、これらの事例について報告を行い、授業改善の題材として活用することを試みる。

9. DocuWorks の使い方

日程
平成22年09月17日(金)[宇部地区] 13:30〜16:00
平成22年09月24日(金)[吉田地区] 13:30〜16:00
場所
宇部地区(工学部D講義棟4F情報処理演習室)
吉田地区(メディア基盤センター2F情報処理演習室2)
対象
希望者
講師
富士ゼロックス 宮崎 陽子氏
内容
DocuWorks の機能説明と具体的な使用方法について、演習を交えて初心者を対象に研修を実施する。

10. 「Less is more - 社会科学における効果的なパワーポイント・プレゼンテーションの再考」

日程
平成22年10月14日(木)[吉田地区]14:30〜16:00
場所
共通教育本館棟2F会議室(吉田地区)
対象
希望者
講師
マルク・レール(経済学部教授、大学教育センター主事)
内容

パワーポイント・プレゼンテーションは日ごろの授業そして特に研究発表で欠かせないツールになっています。しかし、作成の時に、案外と落とし穴が多いです。

よく出来たはずのプレゼンテーションが実際に、思った通りに行かないことも少なくありません。本研修会ではまず、社会科学におけるパワーポイント・プレゼンテーションに求められる機能を再確認し、そして主にメディアのデザイン・レイアウト理論に基づいて、効果的なプレゼンテーションの作成と実施を一緒に考えたいです。

III. 学部・学科等のFD活動に大学教育センターから講師を派遣して実施する研修会

この研修会は、学部・学科が主催し計画するFD活動に、大学教育センター等から講師を派遣し、開催する研修会です。研修内容も講師と学部等で協議して決定します。

1. 大学生のメンタルヘルスと関わりのヒント

主催
各学部・研究科
日程・開催場所
随時。各学部や研究科と協議して決定する。
対象
各学部・研究科所属教職員
講師
今井 佳子カウンセラー(学生相談所)
内容
6年間に出会った約800名の学生との面接した経験から、山口大学の学生が何に悩み、何を不安に思い、何を考えているのかなどをお話ししたいと思っております。また、精神的な病気で通院している学生の現状や病気なのか怠けなのかの見極めも話すつもりです。学生対応が難しいと言われるなかで、カウンセラーが考える「学生との関わりのヒント」や最近増えてきた保護者の方々への対応についてもお伝えしたいと思います。

2. 社会人基礎学力の養成と大学教育改革

主催
各学部・研究科
日程・開催場所
随時。各学部や研究科と協議して決定する。
対象
各学部・研究科所属教職員
講師
小川 勤(大学教育センター教授)
内容
上記 II.7 の内容を参照のこと。

3. DVD 教材及びe-learning の授業での活用- 共通教育「情報セキュリティ・モラル」での実践を事例にー

主催
各学部・研究科
日程・開催場所
随時。各学部や研究科と協議して決定する。
対象
各学部・研究科所属教職員
講師
メディア基盤センター教員
内容
上記 II.8 の内容を参照のこと。

4. DocuWorks の使い方

主催
各学部・研究科
日程・開催場所
随時。各学部や研究科と協議して決定する。
対象
各学部・研究科所属教職員
講師
富士ゼロックス インストラクター
内容
上記 II.9 の内容を参照のこと。

IV.教育改善FD研修会

教育改善研修会は各学部・学科と大学教育センターとが共同で、グラジュエーション・ポリシー、カリキュラム・マップ、Webシラバスを再点検し、カリキュラム・フローチャートの作成体験などを通してカリキュラム改善を実施するために開催する研修会です。

1. 各学部が主催して開催する「教育改善FD研修会」

各学部FD推進者のための研修会(スタートアップ研修会)

日程
平成22年05月10日(月) 18:00〜19:00[3 地区:遠隔講義システム利用]
場所
吉田地区 共通教育メディア教室(旧SCS教室)
小串地区 医学部第3講義室
常盤地区 工学部E21講義室
対象
各学部教学委員会委員、各学部FD担当教員、各学部・学科・コース等のカリキュラム編成責任者及び担当教員、関係学務担当事務職員(希望者)
講師
岩部 浩三(大学教育センター長)

第1回 教育学部・教育学研究科・東アジア研究科(教育系)

日程
平成22年11月10日(水)[吉田地区] 16:10〜17:40
場所
教育学部23番教室
対象
上記教育学部関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

第2回 農学部・農学部研究科・連合獣医研究科、医学系研究科(農学系)

日程
平成22年09月01日(水)[吉田地区] 13:30〜15:30
場所
農学部本館2F会議室
対象
上記農学部関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

第3回 理学部・理工学研究科(理学系)・医学系研究科(理学系)

日程
平成22年12月01日(水)[吉田地区] 14:30〜16:30
場所
人文・理学部管理棟4F大会議室
理学部研究実験棟1F第11講義室
対象
上記理学部関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

第4回 人文学部・人文学研究科・東アジア研究科(人文系)

日程
平成22年10月06日(水)[吉田地区] 14:00〜16:30
平成22年10月06日(水)[吉田地区] 14:30〜16:30
場所
人文学部大会議室
人文・理学部管理棟4F大会議室
対象
上記人文学部関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

第5回 医学部保健学科・医学系研究科

日程
平成22年10月20日(水)[小串地区] 14:30〜16:00
平成22年12月15日(水)[小串地区] 16:00〜18:00
平成22年12月09日(木)[小串地区] 16:00〜18:00
場所
保健学科研究棟1F大会議室
医学部保健学科会議室
対象
上記医学部保健学科関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

第6回 工学部・理工学研究科(工学系)・医学系研究科(工学系)

日程
平成22年09月13日(月)[常盤地区] 10:00〜12:00
場所
工学部D23教室
対象
上記工学部関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

第7回 経済学部・経済学研究科・東アジア研究科(経済学系)

日程
平成22年11月17日(水)[吉田地区] 16:00〜18:00
場所
経済学部研究棟2F第1会議室
対象
上記経済学部関係教員
講師
岩部 浩三 (大学教育センター長) 、兼石 俊明 教育コーディネータ

申込方法

参加希望の方は、以下の要領によりメールで直接お申し込みください。

  1. 参加希望の「研修会タイトル」及び「開催日」
    • 上記一覧に記載のものからご選択ください(複数申込可)
  2. 所属部局名、氏名及び職名
【申込先】教育支援課教育企画係
Email:ga115@yamaguchi-u.ac.jp(メール)
TEL:内線5150

※資料準備の都合上、なるべく開催3日前までにお申し込みください。なお、当日参加も可能です。


研修会等の場所や持ち物等の最新情報は、大学教育センターwebページに掲載いたしますので、参加者は事前にご確認くださいますようお願いいたします。